第千三百七十二段 老後を知らず逝きたる友を想ふ歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年?十二月一日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
次の歌
老いを知らず 逝きたる友の 羨しきと
思ふ秋こそ 寂しかりけれ
を事前に提出し臨みけり。
歌の心はその男の大学時代よりの親友である
故・山岸幸夫氏を偲びての作なり。
逝きてより年が明け命日の一月一日を
迎ふれば満十一回忌なり。
忘れぬことが最大の供養とぞ覚ゆ。
而して、歌会での評価はまづまづなれば
常世の国に住まふ友にこの事を報告し
心して礼拝合掌す。