第千三百六十七段 わが葬送の曲は
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年十一月二十八日
立春知立短歌会の令和元年度の
知立しみん芸術祭協賛の
題詠『新』の短歌大会に次の歌
ドボルザークの 『新世界』にて 送れかし
この世に別れ 旅立つ時は
を事前に提出し臨みけり。
歌の心はその男の葬儀の希望を述べた内容にて
更に申せば名指揮者はカラヤンによる
ニューヨーク・フィルハーモニーの演奏の
CDを用意してゐることを詠みたる作なり。
而して、短歌大会での評価は少しの差にて
入賞を逃し悔しき思ひをいだきけり。