第千三百六十一段 連歌の会の後の美酒
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年十一月二十日
美濃の国は郡上市大和にある
古今伝授の里ミュージアムの主催する
連歌の会に初めて参加し
郡上市大和にある宿に寛ぎ
歌を
佳き歌に 巡り合ひたる 今日なれや
今宵飲む酒 殊の外美し
と詠み 今日の連歌の会を振り返り
気持ちよく酔ひけり。
※結句の【美し】とは大和言葉の古語にて
時代が下り丁寧語の【お】が付き【お美し】になり
更に時代が下り、語尾に【い】が付き【お美しい】になり
こんにち一般的に食べ物を誉める時の言葉となり
定着せしとぞ覚ゆ。