新編・伊勢物語 第千三百五十七段 白髪を調へつつ想ふ 星原二郎第千三百五十七段 白髪を調へつつ想ふ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和元年十一月十四日 越後の国は魚沼市での 第25回宮柊二記念館全国短歌大会に 老いてなほ 逢ふひとのゐる 幸せを しみじみ思ふ 髪調(ととの)へつつ を事前に投稿し臨みけり。 歌の心は 惚れたる女人への一途なる慕情なり。 而して、歌会での評価は良からず 残念なる思ひをいだきけり。