新編・伊勢物語 第千三百五十三段 咲く花の匂ふが如き唇 星原二郎第千三百五十三段 咲く花の匂ふが如き唇 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和元年十一月上旬の或る日 惚れたる女人ありければ 其の想ひを歌に詠みて 曰く 咲く花の 匂ふがごとき 君の唇(くち) わが唇重ねる 時こそよけれ この歌は大正時代の流行歌 吉井勇作詞、中山晋平作曲の『ゴンドラの唄』を モチーフに生まれたる作なり。 その詞は いのち短し 恋せよ乙女 あかき唇 あせぬ間に 熱き血潮の 冷えぬ間に 明日の月日は ないものを