第千三百四十八段 朝毎に般若心経を唱へて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年十一月三日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
まう一首 次の歌
諳じて 久しくなりぬ 朝ごとに
御前に座り 心経唱ふ
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は その男 次男なれどもはらから
次々と身罷ればご先祖を祀る役割を引き受け
既に十数年を経過すれば読経の習慣
生活の一部となりたり。
その日々の心境の作なり。
【御前】とは【みまへ】と読み
仏前のことなり。
【心経】とは勿論、般若心経のことなり。
而して、この作は会員の共感
多く得るに至らざりけり。