新編・伊勢物語 第千三百二十九段 旅を来て嵐に遭ふ 星原二郎第千三百二十九段 旅を来て嵐に遭ふ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男令和元年十月の或る日 北陸への旅にありて 想定外の嵐に遭遇し 歌を 旅を来て 嵐に遭ふも 縁(ゑにし)にて 留まるか行くか 思案為所 と詠み 急がぬ旅なれば 持参の万葉集関係の書籍を読み耽り 嵐の過ぎるのを待ちけり。