第千三百十九段 火焔土器の装飾の意味
昔、男ありけり。今も男あり。
その男令和元年十月四日
越中は高岡市での第39回全国万葉短歌大会
に
縄文の 人らに問ひたき 事あまた
たとへば火焔 土器の装飾
を事前に投稿し臨みけり。
歌の心は信濃川流域にて
多く作りられたる火焔土器は煮炊きに用いられたる事が
科学的分析により明らかなれども
不要の装飾の意味は未だに解明される事なく
こんにちに至りければその思ひを
詠みたる作なり。
而して、入選の栄誉に浴くすることなく
無念の思ひをいだきつつ会場を去りけり。