新編・伊勢物語 第千二百九十一段 嬬恋郷土資料館を訪問 星原二郎第千二百九十一段 嬬恋郷土資料館を訪問 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和元年八月の或る日 惚れたる女ありければ伴ひて 上州は四万温泉へと行きけり。 「やまぐち館」にて温泉と料理を楽しみ 二人の夜を過ごし 翌日 嬬恋郷土資料館に立ち寄り 日本のポンペイ遺跡とも言はれる 鎌原村の浅間山の天明の大噴火の被災状況を知り 歌を 天明の 浅間噴火の 跡訪ひて げに恐ろしきは 火山なりけり と詠み 改めて日本は災害大国であると知りけり。