新編・伊勢物語 第千二百八十八段 四万川沿ひの温泉宿 星原二郎第千二百八十八段 四万川沿ひの温泉宿 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和元年八月の或る日 惚れたる女ありければ伴ひて 上州は四万温泉へと行きけり。 数ある四万温泉の宿の中で今回は 「やまぐち館」を選びけり。 やまぐち館も四万川沿ひにある名温泉宿なり。 名物は四万川沿ひの露天風呂にて 早速 薬効高き四万の湯に入り 歌を 甌穴の ある四万川の その上(かみ)の 瀬音聞きつつ 湯浴みくつろぐ と詠み 滔滔と溢れながれ落つる源泉かけ流しの 上品なる湯を二人して楽しみけり。