第千二百八十三段 長歌 甲子園での高校野球の優勝戦
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年八月二十二日
甲子園球場での高校野球の決勝戦を観戦し
長歌と反歌を
久方の アメリカ人の はじめたる ベースボールが
日本へと 輸入されてより 年置かず 普及したるが
野球にて 中等野球は 戦後より 高校野球と
名を変へて 続き今年は 百一回 甲子園での
夏最中 全国選手権大会
大阪の 履正社高校と 加賀の国は
金沢にある 星陵高校の 決勝戦にて
観戦し 結果を見届け 思ほゆは
勝利者が 得られるものと 敗北者が 失ふものを
比ぶれば 一面的に 見るなれば 明暗はつきり
分かるれど 永き目にて 見るなれば 勝利者の
栄光は 一瞬にして 敗北者の 挫折感は
モチベーションとなり 其の後も 長く尾を引き
それぞれの 競技者としての 其の後の 人生に於いて
逆転の チャンスは多く 大いにあらむ
反歌
泣くなかれ 十代にての 挫折感は
モチベーションにして のちに花咲かむ
と詠み 夏の終はりを感じけり。