第千二百七十七段 梅雨時の晴れたる日の洗濯
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年八月十七日
刈谷市文化協会所属の短歌部会の
月例歌会に次の歌を
洗濯物 独り居なれば 多からねど
晴れたる朝は 何か洗はむ
事前に提出し臨みけり。
歌の心はその男の梅雨時の晴れたるの朝の作にて
女性会員多く、ベテラン主婦業ばかりなれば
多数の共感をいただき得点へとなりけり。
戦前の硬派の歌会なれば
「女々しき歌なり!」非難されたること
間違いなしとぞ覚ゆれども
藤原定家以来の男が女に成り代はりて詠めるは
現代風に申せば女装歌にて
この事もわが日本の国風にして伝統なりと覚ゆ。