新編・伊勢物語 第千二百七十四段 無我の境地に和太鼓を演奏 星原二郎第千二百七十四段 無我の境地に和太鼓を演奏 昔、男ありけり。今も男あり。 その男令和元年八月の或る日 和太鼓集団の催すコンサートへ行き さらにまう一首 歌を 和太鼓を 無我の境地に 叩きつつ 渾然一体 極まるらしも と詠み 圧倒的迫力にして大音響の演奏に 酔い痴れけり。