新編・伊勢物語 第千二百六十七段 出会ひは偶然なれど運命 星原二郎第千二百六十七段 出会ひは偶然なれど運命 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和元年八月上旬の或る日 惚れたる女を伴ひ美濃の国は長良川河畔にある 鮎料理の名店「河原町泉屋」へと行きけり。 数々の鮎料理を堪能しその後 出会ひたる頃の事を 思ひ出し歌を あなたとの 出会ひ彼の日に はじまりぬ 偶然なれど 運命にして と詠み 遠き昔を今に思ひ出し 懐かしみけり。