第千二百六十二段 タイムマシンに乗りて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年七月下旬の或る日
知立市歴史資料館にて開催中の
知立市姉妹都市提携先の信州は伊那市
「縄文の土器」展を見に行き
伊那地方の遺跡よし出土の土器土偶を鑑賞し
その造形美、紋様、デザイン、独創性などなど
世界に誇り得る超一級の美術品である事に
再度、頷き資料館を出でて
公園のベンチに腰を下ろし
歌を
樹の陰の 公園のベンチが タイムマシン
縄文の代に いざ旅ゆかむ
と詠み 縄文時代へと行き
土器土偶の意匠の意味、利用の目的、
破壊の意味などなど不明なる点を尋ね
聞きたかりけり思ひを募らせけり。