新編・伊勢物語 第千百七十三段 「据う・餓う・植う」の活用形 星原二郎第千百七十三段 「据う・餓う・植う」の活用形 昔、男ありけり。今も男あり。 その男平成三十一年四月の或る日 今は亡きわが歌の師匠の羽根田諦先生の 言葉を思ひ出し 歌を 歌会後に 「据う・餓う・植う」を 覚えよと 教へたまひし 羽根田先生 と詠み 文法上 活用の「ゑ・ゑ・ゆ・ゆる・ゆれ」などを 懐かしく思ひ出しつつ 改めて先生の冥福を心より祈りけり。