新編・伊勢物語 第千百五十六段 新元号の出典 星原二郎 | isemonogatari2のブログ

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第千百五十六段  新元号の出典

 

昔、男ありけり。今も男あり。

その男平成三十一年四月十一日の

政府発表の新元号に注目しテレビ画面を見入りけり。

而して菅義偉官房長官の掲げたる【令和】を認めての後

歌を

 

出典は 万葉集にて 「令和」とよ

 めでたかりけり 言祝(ことほ)ぎまつる

 

と詠み その男の愛読書でもある

万葉集からの採用を何よりの事と喜びけり。

而して、その男の毎年の年賀状は

めでたき四字熟語を掲げ

万葉集から新年の歌を一首、添へるのが吉例にて

平成十九年は「花鳥装春」を掲げ

「令和」の序文の後の最初の梅の歌である

正月(むつき)立ち 春の来たらば かくしこそ

梅を()きつつ 楽しく終へめ」を紹介し

更に平成二十年は「一陽来復」を掲げ

万代(よろづよ)に 年は()()とも 梅の花

絶ゆることなく 咲き渡るべし」

梅花の歌三十二首の中の

十六番目の歌を紹介せし事を

嬉しく思ひ出しけり。