第千百五十五段 新元号発表
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十一年四月一日の
政府発表の新元号に注目しテレビ画面を見入りけり。
その男の予想である「開明」は
如何にや?と
(第千百三十五段 新元号を予想の歌を参照願ふ)
而して菅義偉官房長官の掲げたる【令和】を認めて
歌を
新元号 われの予想は 外れたり
「令和」を考へし 人ゐたりしや
と詠み その男の予想が当たれば
夕食材料宅配業者の「ショクブン」が募集せし
クイズの賞品であるJTBの五万円ぶんの旅行券
まぼろしとなりし事を悔みけり。
更に予想が当たりたる人の噂も聞かざれば
さもありなん と頷きけり。