新編・伊勢物語 第千百五十四段 イチロー讃歌 其の玖 星原二郎第千百五十四段 イチロー讃歌 其の玖 十年後の プロ野球界の ヒーローも いづこかの地に 球を追ひゐむ と詠み イチローの持つ数々の記録を破る 選手もいづれの日にかは現れむ とぞ覚えつつ 彼が打ち立てし記録は不滅の大記録と 疑ひの余地を持たざりき。 しかして、昨日は国民栄誉賞を三度目の辞退 この事は彼なりの考へに従ひての判断なれば 諾ひけり。