第千百三十七段 銀杏大樹が人を諭す歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十一年三月二十五日
角川書店主催の
第10回角川全国短歌大賞に
題詠「木・樹」に次の作品
こだはらず 生きよと諭し ふるさとの
銀杏大樹が 葉を落としいふ
をもて募集に応募し
大賞受賞の知らせを待ちけり。
しかして短歌大賞での結果は
角川文化振興財団発行の短歌誌「短歌生活」にて
発表を見やれば予選通過の★印はあれども
入選に至らず悔しき思いをいだきけり。
歌の心は命長きモノだけが持つ威厳に対しての
畏敬の念を表す作なり。