新編・伊勢物語 第千百三十三段 立春知立流連歌 こぬか雨の巻(中編) 星原二郎第千百三十三段 立春知立流連歌 こぬか雨の巻(中編) 四句 あまりの軽さに揺れて転がる 重男 五句 肩を上げありったけの息紙ふうせん あき子 六句 おさなの夢が舞ひあがりゆく 弥生 七句 台風のいきおいかりて元気よく 健師 八句 看板とびて俺様脅す 隆夫 九句 過ぎされば何事もなく日の差して 義則