新編・伊勢物語第千百二十六段味噌煮込みうどんの熱熱を星原二郎第千百二十六段 味噌煮込みうどんの熱熱を 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 平成三十一年二月の厳冬期 寒くしあらば温かき物を食したく願ひ かねてより念願の店へと行きけり。 人気メニューを注文し 待たさるる間に歌のの四句まで浮かび 冬なれや 知多の阿久比の 「富士本」の 味噌煮込みうどん 熱熱ふう~ふう~ 食しての後、結句が浮かび纏まりけり。 知多にてはナンバーワンとの評価に頷き 店を罷り出でけり。