第千百二十四段 神も仏も亡者も鬼もぞろぞろ
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 平成三十一年の三月三日
刈谷市東市民センターにて開催の
千草会の月例歌会に
次の歌を事前に提出し臨みけり。
日本には 神も仏も 亡きひとも
鬼もぞろぞろ 年明けにけり
歌の心はもちろん写実にあらず
心象風景にして形而上の百鬼夜行ならぬ
「百鬼昼行図」なり。
言外には老若男女も当然、あれども
そこは短詩形なれば省略なり。
而して、歌会での評価は参加者八名のうち
三名の得点をいただい
また内容も概ね理解賛同を給はりけり。