新編・伊勢物語 第千百十二段 猪の絵の友の年賀状 星原二郎第千百十二段 猪の絵の友の年賀状 昔、男ありけり。今も男あり。 その男平成三十一年一月下旬 届きたる年賀状を改めて読み返して 歌に詠みて曰く 今まさに 飛び出(い)でむがの 勢ひの 猪の絵の 友の賀状は と詠み 読者子にその年賀状をお見せ出来ぬ事を 残念に思ひけり。