第千百四段 古稀の二人の会話
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十一年二月九日
肥前の国は白石町にて開催の
第19回歌垣の里・白石 三十一文字コンテストに
次の作品
二人して 映画楽しみ 食事して
お茶して古稀の 会話がはづむ
を事前に提出し臨みけり。
しかして短歌大会での結果は
残念ながら選に漏れ悔しき思ひをいだき
帰路に就きけり。
歌の心 若き二人ならぬ古稀の二人がミソにて
高齢化社会の元気なる老人を詠みたる
作とぞ自負の念は変はらざりけり。