新編・伊勢物語 第千六十段 温泉津の薬師の湯 星原二郎第千六十段 温泉津の薬師の湯 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年の初冬 石見の国は温泉津(ゆのつ)へと行きけり。 行きて歌を 評判に 違(たが)はず温泉津の 薬師の湯 肌にじんじん まさに名湯 と詠み 全国温泉協会の評価が 高き事に同感の意を表しけり