新編・伊勢物語 第千五十五段 見晴らしの湯 こまみ 星原二郎第千五十五段 見晴らしの湯 こまみ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年の晩秋 越後は魚沼の「見晴らしの湯 こまみ」へと一人行きけり。 行きて歌を 霧晴れて 現れいでぬ 八海山 中ノ岳駒ヶ岳 これぞ越後三山 と詠み 「見晴らしの湯 こまみ」のお勧めの 露天風呂より越後の絶景を 心ゆくまで堪能し孤独感を癒しけり。