新編・伊勢物語 第千四十六段 日本唯一の入浴出来る間歇泉 星原二郎第千四十六段 日本唯一の入浴出来る間歇泉 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年の秋の或る日 出羽の国は西置賜郡飯豊町にある 広河原温泉の「湯ノ沢間歇泉 湯の華」へと 悪路をものともせず行きけり。 行きて歌を 如何ならむ 仕組みのありて 噴き上がる 間歇泉にや 見れど飽かざる と詠み 日本に温泉は数あれども 入浴出来る間歇泉は他に無く つまり日本唯一の間歇泉の露天風呂を 楽しみ、高く噴き上がる温泉を浴び スマホにて写真に撮り満足感を覚えけり。