第千四十一段 謝罪会見
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年十二月二日
京都は京丹後市にて開催の
京丹後市小町ろまん全国短歌大会に
次の作品
思ひきや 頭を下げて マイク持ち
お詫び言葉 口にするとは
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は組織・企業等にて不祥事問題発覚の折に
開かれる謝罪記者会見の折の
組織の責任者の本音の心境を詠みたる作なり。
しかして短歌大会での結果は
選者より「内容、理解できず」と
酷評を給はりしかば
残念なる思ひをいだきけり。
※なほ初句が「思ひきや」にて
はじまる歌の場合は結句「とは」にて
結ぶのが古来よりの形なり。
その意は「思っただらうか(決して思はなかつた)
‥するとは」