新編・伊勢物語 第千三十九段 花菖蒲 星原二郎第千三十九段 花菖蒲 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年十一月二十五日 京都は与謝野町にて開催の 第7回蕪村顕彰全国俳句大会に 自由題の部に三句目の作品 池に架かる 反り橋渡り 花菖蒲 を事前に提出し臨みけり。 しかして俳句大会での結果は 此の句もまた選に漏れ悔しき思ひをいだきけり。 句の心 その男の行く散策コースの 知立神社の菖蒲園での属目の作なり。