新編・伊勢物語 第千十七段 歴史的仮名使ひ 星原二郎第千十七段 歴史的仮名使ひ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、惚れたる女人ありけり。 常日頃の連絡を携帯電話のメールにて取りけり。 文体はこのブログと同じく 文語体なれば文字の変換の折の思ひを 歌に 【ゐ】【ゑ】【ヰ】【ヴ】【ヶ】全て記号と くくられて 文字にあらずや ケータイメールは と詠み、文語体・歴史的仮名使ひ にての表現はそれこそ、死語そのものとぞ覚ゆれども 正しき日本語の表記法とかたく信じゐれば 何をか言はむとぞ覚ゆ。