第千七段 友より中国旅行の土産の筆
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年十月十一日の
立春知立短歌会の月例歌会に
次の作
歌友より 中国旅行の 土産とて
筆いただきぬ 短冊書かむ
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は、立春知立短歌会の歌友である
加藤重男氏は歌人であると共に
書家にして篆刻家なり。
先月は書の本家本元である中国にての
展示会を開催し成功裡に帰国せし折の
土産と給はりたる細筆への
感謝の思ひを表したる作なり。
結句の表現は、定期的に
立春知立短歌会の行事として
展示用の短冊作成が会員なれば
義務付けられてをり利用頻度高く
実に実用的なる土産の品なればなり。
して歌会での評価は残念ながら
会員の共感を得る事を能はず
わづか一得点に留まりけり。
その一得点は当の本人の加藤重男氏よりなれば
何をか言はんや なり。