新編・伊勢物語 第九百九十八段 釈迦の弟子の一人 星原二郎第九百九十八段 釈迦の弟子の一人 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年九月十五日発行の 立春短歌会の季刊誌「立春264号」に 『釈迦十大弟子』を発表し 評価を世に問ひけり。 第十六首目は釈迦の弟子のひとりにて われもまた 釈迦の弟子の ひとりぞと 烏滸(をこ)がましくも 矜持としつつ と詠み 十一人目の弟子を自認すれども 世には認められずけり。