第九百八十九段 連作・釈迦十大弟子の迦旃延の柵
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年九月十五日発行の
立春短歌会の季刊誌「立春264号」に
『釈迦十大弟子』を発表し
評価を世に問ひけり。
第八首目は迦旃延の柵にて
いつかしき 声を持ちつつ 議論経て
受戒の許可を 得たるを諾ふ(迦旃延の柵)
迦旃延は自国の王より釈迦を招きたいとの
依頼を受け派遣されしがそのまま出家し
弟子となりたる者にて
釈迦の教へを師と等しく説くことが
出来たる者なり。
また他宗の者との議論にも秀でたるなり。