第九百八十五段 連作・釈迦十大弟子の魔訶迦葉の柵
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年九月十五日発行の
立春短歌会の季刊誌「立春264号」に
『釈迦十大弟子』を発表し
評価を世に問ひけり。
第四首目は魔訶迦葉の柵にて
腕を組み 深き思索に 編まれたる
教法尊し 頭陀の行もや(魔訶迦葉の柵)
魔訶迦葉は衣食住の執着を払ひ
釈迦より与へられたる糞掃衣を身に纏ひ
托鉢にて授かる一食にて一日を過ごし
釈迦入滅後の経典編纂会議にては
中心的役割を果たしし者なり。