新編・伊勢物語 第九百三十七段 昭和の玩具 星原二郎第九百三十七段 昭和の玩具 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年七月 刈谷市の郷土資料館へと行きけり。 懐かしき昭和の時代の生活用品の数々 または玩具の数々を見て 歌を かにかくに 昭和も遠く なりにけり ブリキの玩具 懐かしく見ゆ と詠み 手に取り 遊びたる幼きころを思ひ出しけり。