新編・伊勢物語 第九百十九段 相撲(前半) 星原二郎第九百十九段 相撲(前半) 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、相撲を好めり。主にテレビ桟敷の 観戦ながら歌を わが国の 国技にあれば 相撲(さうぼく)も 礼(ゐや)もて始まり 礼もて終る 闘争心の 欠けたる日本の 若者と 心配せし声 うべなひがたし