新編・伊勢物語 第九百十八段 横綱朝青龍 星原二郎第九百十八段 横綱朝青龍 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、相撲を好めり。名横綱と謳はれた 貴乃花の引退を前後し 新しき横綱朝青龍 昇進せり。 祝福し歌を 横綱の 名にふさはしき 若者いづ 朝青龍の 国籍を問はぬ モンゴルの 草原に立つ 狼の 雄雄しさ思はす 朝青龍は いつの日か モンゴルへ行き パオといふ テントにひと夜 寝ねてみたかり と 詠み 横綱朝青龍の活躍を信じけり。