新編・伊勢物語 第八百八十二段 淡路島にて(前半)星原二郎第八百八十二段 淡路島にて(前半) 昔、男ありけり。今も男ありけり。 その男、平成三十年の晩春 古代史のを訪ね淡路島へ行きけり。 行きて歌を 滄海は はてなく広く 打ち寄する 浪に浮かぶは 神代のみ国 久方の 天の浮橋の 跡どころ 両神(ふたがみ)たちます 姿かしこし