第八百七十六段 意識の産物
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年五月十九日
刈谷市文化協会短歌部会の月例歌会に
事前に次の歌
「順境も 逆境も是 人間の
意識の産物」 岐阜の大人いふ
を提出し臨みけり。
大人とは立派な人物であるとの尊称。
具体的には岐阜の農業高校の校長を務めたる
山川敏夫氏の事にて、先年 惜しまれつつも
逝去せしが書き遺したる文章の一節なり。
して歌会での評価は
内容においては賛同を得られしが
得点には結びつかず
芳しからぬ結果となりけり。