新編・伊勢物語 第七百七十八段 芋焼酒 星原二郎第七百七十八段 芋焼酒 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、 日本を代表する 温泉旅館のひとつ鹿児島は妙見温泉郷の 「忘れの里 雅叙苑」へと行きけり。 行きて、温泉と鹿児島名物の芋焼酎を 楽しみ 歌を 鹿児島の 芋焼酎の カッポ酒 囲炉裏を囲み 語りつつ飲む 鹿児島の 芋焼酎に 若き日の にがき思ひ出も 今はなつかし と 詠みしかど したたかに酔ひ その後のことは「忘れの里」らしく 忘れ去りけり。