新編・伊勢物語 第七百七十七段 奈気木神社(後編) 星原二郎第七百七十七段 奈気木神社(後編) 葦船の 水棹(みさを)の竹に 根の生えて 宮のめぐりに ひと群繁る 神木の 大き樟はも 鬱蒼と 磐樟船より 枝を生じて と 詠み 障害者の長き歴史に於いての 古事記の伝承の意味を考へけり。