新編・伊勢物語 第七百六十三段 心は古代に遊ぶ 星原二郎第七百六十三段 心は古代に遊ぶ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年の新春 自らの老いの境涯を思ひ 歌を むらぎもの 心を古代に 遊ばせて ここだ愉しも 遺跡巡りは と詠み 今年も愛車に乗り込み あなたこなたの遺跡へと 出掛け行く腹積もりと覚ゆ。