新編・伊勢物語 第七百六十二段 好好爺 時に狒狒爺 星原二郎第七百六十二段 好好爺 時に狒狒爺 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年の新春 自らの老いの境涯を思ひ 歌を 好好爺(こうこうや) 時に狒狒爺 それもよし 生き行く日々の 楽しくあらめ と詠み 老いの日々を心のおもむくままに 従ひて余生を生きむ事を願ひけり。