新編・伊勢物語 第七百四十段 知立神社の初御籤 星原二郎第七百四十段 知立神社の初御籤 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年一月元旦 恒例の知立神社に初詣に出掛け 歌を この年の 喜び事の 兆しなれ 知立神社の 御籤の大吉 と詠み 唱歌の「一月一日」を 年の始めの♪ためしとて♪ 引きたるみくじの♪めでたさよ♪ と、替へ歌に歌ひ 人混みの参道を辞しけり。