新編・伊勢物語 第七百三十四段 四字熟語の俳句師匠の歌 星原二郎第七百三十四段 四字熟語の俳句師匠の歌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成二十九年十二月十四日 短歌誌「立春261号」に連作『四字熟語』を 発表し世に問ひけり。 連作の十三首目は 文語体 有季定型 守り継ぐ 戦後俳句の 師匠ら正しく 歌の心(内容)は 現代の歌壇の多くは口語体と現代仮名使ひを 是とせししかど俳句の世界に於いては 今もなほ文語体を用ひて有季定型を 守り続けての結社が主流なれば その点のみは諾ひての作なり。