第七百二十七段 四字熟語の自問自答の歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成二十九年十二月十四日
短歌誌「立春261号」に連作『四字熟語』を
発表し世に問ひけり。
連作の五首目は
繰り返す 自問自答の その果ての
自己肯定を 否定してをり
歌の心(内容)はいささか矛盾を含みをりしかど
心象風景は如何であらうか?
メビウスの帯の如き輪廻する永遠の葛藤と覚ゆ。
※メビウスの帯とは、帯を一回捻りて、その両端を
張り合はせ得らるる図形。行くほどに表が裏となり
更に行けばまた裏が表となるなり。