第七百二十三段 知り得たる言葉を早速用ひての歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成二十九年十二月十六日
刈谷市文化協会所属の短歌会の
十二月の恒例の歌会に
知り得たる 言葉用ひて さつそくに
一首浮かべば 震起たのしも
を事前に提出し臨みけり。
※因みに「震起」とは、朝早く起きる事。
単に「早起き」でも良からむとも思ひしかど
ボキャブラリーは多いに越したことはないと覚ゆ。
而して歌会での結果は多くの得点を得る事 叶はねど
作歌方法の一つとして、他人の作品を読みたる折に
知らぬ言葉あらば、調べるは当然なれども
その言葉を用ひて、ともかく一首を詠み(捨てても)たれば
次作の折には手持ちの言葉となる旨は賛同をいただきぬ。