第七百二十一段 歌の仲間の歌集出版を誉むる歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成二十九年十二月十四日
知立市文化協会所属の「立春知立短歌会」の
十二月の恒例の歌会に
一切の 虚飾を排し 素直なる
作者の性の あふるる歌集(撰集『蝉の聲』)
を事前に提出し臨みけり。
撰集『蝉の聲』は「立春知立短歌会」の
仲間の最近、出版されたる歌集なり。
わが亡き師匠の言葉のひとつに
【歌会は座の文芸にて、仲間誉めも大事なり】
【歌会は座の文芸なれば、その仲間内のみに理解される
事柄の歌もよきなり】
との教へを思ひ出しけり。
而して歌会での結果は十一名の参加者の内
四名より得点を頂きしかば
まづまづとの評価と覚ゆ。