第七百十八段 幼神の賦(中編)
素朴なる 質問ならし わが髪の
白を訝しみ 見据ゑものいふ
足萎の 足のことにも 問ひありぬ
いづれの日にか 説きて語らむ
日に幾度 泣きつ笑ひつ かくありて
育ちゆくらむ 幼とふもの
すでにして 各々が持つ 個性あり
多様性こそ 神業ならし
生まれ来て 遊びをせむとや 孫の声
聞きつつ思ふ 梁塵秘抄
※ 梁塵秘抄の歌のモチーフになりたる
詩編は「遊びをせむとや 生まれけむ
戯れせむとや 生まれけむ
遊ぶ子供の 声聞けば
我が身さへこそ ゆるがるれ」